落ちていたもの

スルタンアフメットはブルーモスクにアヤソフィヤ、地下宮殿といった有名どころがが至近距離にある超有名観光スポット。基本的に観光客で賑わっています。今はチューリップも綺麗。

さて、もうだいぶ前の話になってしまうのですが、12月くらいにその辺りを散策していたのです。

トラムが通る少し幅の広い道を横切ったとき、道沿いのドネルケバブ屋の兄ちゃんから声をかけられました。

兄「なにか落ちましたよ」(片言の英語)

は(手袋でもおとしたかな?)

と思って兄さんの足下をみても何もなし。

は「?」

まじまじと兄ちゃんをみると

兄「いや、落ちている」

は「はぁ?」

指差す所をみるもなにもなし。

見かねた兄さんが通りまででて、何かあるらしいところにかがみ込み、何かを拾う。

兄「ほら〜」

が、なにを拾ったのかそれでもわからん。。怪訝そうな顔でじっとみていると。。。

「私の心が。」(my heart…)

・・・・・・・。

えぇぇええええええっ!

アホだ!アホだこの人!!

とりあえず笑いました。これだけのためにわざわざ道まででて、拾うフリまでするなんて。。

なに?この人はキャッチのためにわざわざこのネタ仕込んだの?しかもベタベタ。。

イスタンブールはスルタンアフメットとくればナンパor絨毯屋のキャッチで有名。

特に日本人女子はそのターゲットになりやすいというのもまた有名な話です。私は目つきが悪いのか、みすぼらしいのかなんだかわかりませんが、ほとんど声をかけられません。が、たまにこういう面白いのに遭遇します。

しかし、聞くところによると面白いのだけではないもの事実。

うっかり相手にすると本当にしつこくつきまとってきます。流されて店内まで連れられてきてしまうと本当に逃げ場がなくなるので要注意。それでも行くのなら、常に逃げ場を確保しながらついていきましょう。

相手がどんな人であれ、ついていく事は正直お勧めしませんが。。

とにかく徹底無視で通すのが一番良いと思います。

やっと離れたと思ったらイラッとくる捨て台詞(しかも日本語)を残して捨て去っていきますが、とにかく無視で。

ある人がいいました。「トルコ人の90%はいい人だけど残り10%のがっかり層の内99%がスルタンアフメットに集まっている」と。

全くだと思います。

スルタンアフメットは見所も沢山ありますが、ちょっと毅然とした態度も求められるのです。。

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