数あるイスタンブールの名所のひとつ、ガラタ橋。
マルマラ海に横たわる橋で、東京で言うところの浅草的ポジションに当たる旧市街エリアと、銀座、青山、六本木的ポジションである新市街エリアをつないでおります。
地図がまだ用意できてないので分かりにくいかと思うのですが、とにかく、イスタンブールの街が見渡せる素敵な橋です。
で、この橋に限らないのですが、イスタンブールは釣り人が多い。平日も、休日も、雨の日も、風の日も、暑い日も、寒い日も太公望達が釣り糸を垂れているのです。
トルコ人の友人曰く、「彼らは仕事がないんだ。」。トルコの失業率の高さを示す光景でもあるわけなのですが、もはやこの光景は名物といっても過言ではない。。
そもそもそんなところで釣れるのか?という疑問が。。。いつもこの橋を渡るたびに彼らの釣果を横目でチェックしながら通っています。
今日もバケツの中身をちらちら見ながら歩いていたら、なんと、立派なのが釣れておりました!
20cmは超えると思われるいい具合の魚があちこちで5匹くらいは皆釣れている模様。これまではアジコっぽい感じの小魚が釣れているところしか見た事がなかったのです。こんなに釣れる事があるんだ。。しかも、釣り針にはパンのかけらが。なんてお手軽。。。!竿は結構いい感じのを皆使っているけれど、えさ、パンなんだ。。近くに小エビとか、小魚とかそれっぽい餌は売っているのです。もちろんその辺の餌を使っている人もいます。でも、以下の写真の釣果をあげたおじさんは、パンのかけらで勝負していました。
また、釣ったその場で売っている釣り人も。そこそこ良い大きさだったので、値段をきいてみたところ、
1匹「11リラ(600円くらい)」
それは高いよ。
たしかにここらじゃお魚1匹10リラは当たり前かもしれないけれど、市場で売っているのと大きさがだいぶ違うじゃんよ。パン屑で釣っといてその値段をふってくるとは。。
ちなみにこの魚トルコ語で「ケシバック(ケシバルック?)」という魚らしいです。